あなたが風水を取り入れたいなら、その「根源」を探る必要があります。
風水が悪いと、財を招けず、災難に遭い、お寺に助けてくれるよう頼みに行ったりしますが、でも、これらは全て表面上に起こってきたことで、あなた自身の運勢を完全に変えることは出来ないのです。
風水の根源は、自らご先祖様を供養することです。
ちょっと考えてみてください。
あなたの生命は、どこから来たのでしょう?
あなたのお父さんとお母さんからですね。
じゃあ、お父さんや、お母さんはどこから来たのでしょう?
更に、おじいちゃん、おばあちゃんの祖先はどこから・・・?
それは、あなたの「根」から来ています!
草木に水やりをする時には、根も含めて一緒に水を撒くことが必要で、根が強いと自然に枝葉が茂るように、あなたの家も「根=ご先祖様」が良くなると繁栄していくのです。
これは、冗談ではなく本当に重要な事なのです。
以前、私はAさんと、家族が二〜三百人ほどいる、ある村の一族を訪ねました。
この家の人達は、安定した仕事につき、各地でエリートとして活躍する人達がとても多いのです。
Aさん:
「彼らの家の風水がとても良いから、こんなにも一族が栄えるのですね」
先生:
「Aさんは、風水の一端しか知りませんね?
この家の人達は、毎年旧暦の大晦日に何をすると思いますか?
家にはご先祖様の位牌があり、各家庭の長男や一番上の孫が、ご先祖様を徹夜で夜通し供養をするのです。
だから、あの家の風水が良いのは、自分たちの「根」がどこにあるかを知っていて、根であるご先祖様を供養するのが良い事だとわかっているからですよ。
大晦日にする焼香は、"陽(生きている人の世界)"にも光を与え、供養専用の紙を燃やすことは、"陰(冥界におられる方)に富を届けられます。
陰と陽はとても大事です。
どちらかが多過ぎてもよくありません。
先祖と子孫が良い循環になるように供養をします。
昔から、あの家では線香と灯明が絶えないように、家の人達が代々語り継いできたからです。
線香と灯明が絶えることは、子孫が絶えることを意味します。
また、線香と灯明は財富の代表でもあります。
今の私達がこうして繁栄出来ているのは、昔からご先祖様が途切れることなく徳を積んできてくれているからですよ。
だから、ご先祖様を供養するときは、敬虔に行いましょう。」
Aさん:
「良くわかりました。先生、ご先祖様は、いつ供養したら良いのでしょう?」
先生:
「清明節、お盆(旧暦7/15)、寒衣節(旧暦10/1)、冬至、大晦日(旧暦の大晦日)の五日がご先祖様を供養すると良い日です。
これが、最も基本的な日です。
基本なので、自分の運勢がうまくいってない方は、更に供養が必要です。
ご先祖様に届ける冥福袋も、本当に大事な供養なのですよ。」
運勢を変えたくて、徳を積みたい人がいたら、ご先祖様の供養を沢山行うと良いでしょう。
ご先祖様に感謝してその恩に報うことで、ご先祖様が守護して目にかけてくれ、ようやく家族の運勢は良くなっていきます。
もし、供養が出来る環境にいながら、ご先祖様への感謝の気持ちを形に表さずにいると、それはつまり親不孝の表現といえるでしょう。
ご先祖様は家族の根です。
私達は、この樹をよく見なければいけません。
樹の根は動きません。
枝や葉は動かしても、しばらくすると、また生えてきますが樹の根を一旦抜いてしまったら死んでしまいます。
樹の根はとても重要なのです。
今のあなたの財産や幸せが、自分の能力によるものだと過信しないでください。
ご先祖様の加護がなければ、あなたの福はどこから来ますか?
なぜ、私がこのような事を話すのか?
あなたには名前があり、同じ名前の人も多くいますが彼らは運が良いですか?
あなたは、どうやって財を得ましたか?
同じ日の同じ時間に生まれた人達もそうですが、運命はそれぞれに異なり、これは、ご先祖様が善行を積んでこられた加護の違いによるものです。
この道理が本当に分かってこそ、ご祖先様への感謝と尊敬の思念を長く続けることが出来ます。
そして、供養するときに、本当に感謝と尊敬の気持ちが通じるように、届くように信じることが大切です。
ある相談者のお話です。
先生:
「もし、あなたのご先祖様の徳と加護がなかったら、あなたは今日まで生きていられず、もっと以前に亡くなっていたでしょう。」
相談者:
「そういえば、小さい時に、つまずいて階段の上から転げ落ちて奇跡的に命が助かりました。
周りには誰もいなくて、その場で二時間も倒れていたのに、鼻の下の一個の傷痕以外、顔面の傷が全て良くなりました。ありえないことでした。」
先生:
「ご先祖様の徳の話をあなたは、信じますか?」
相談者の男性は、故郷に一年に一回家に帰ります。
その後、彼が故郷に帰省した時に、伯父さんが家系図を取りだして家族に見せて、ようやくわかったのです。
四世代以上前のご先祖様に、出家して和尚さんになり住職をしたおじいさんがいました。
元々、この家の一族はお寺で修行をして善行をして徳を積んでいたので、子孫は守られたのです。
相談者:
「先生が言っておられたことは本当に正しいです。
ご先祖様の徳によって今日の私があります!」
それ以後、彼はご先祖様の位牌をつくり、よく感謝してご先祖様を供養しています。
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